妄想タケノコ
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自分の生き方ってどのくらい選べるものなんだろう
で、前に書いた読書会の本の紹介記事の、言いたいけど、言えません部分のお話です。

以下、ネタぱれもありますので、注意。
対戦ものですから、当然、敵役(タク)が出て来ます。
相手チームの大将は、前年、とても卑怯な手を使って、
今回主人公が属するチームを負かした、とっても嫌なやつで…。
そして、アスペルガー児です。
親子(父と子)両方がそうです。
一般に、自閉症の子というのは、知的障害を伴わなくても、
いじめられっ子になりやすいのですが、
いじめる側になる可能性もある、という話は聞いたことがあります。
大抵の場合は、一般のいじめっこに巻き込まれる形になるらしいのですが
こういう感じもあるかなあ、と思いながら読みました。

親子とも自閉症と思うポイントを挙げます。
上にも書いたように、このお話の主軸はある対戦なわけですが、
普通に「空気を読む」能力をもっていたら、
ご近所さん同士の、伝統の一戦なので
この対戦に卑怯な手は使えないはずなのですが、
この親子はそういうまずさを理解しません。
和樹はこの敵役の少年を、
商店街とは別の場所で、観察する機会が待ちます。
タクは、目上の人の不興を読み取ることは出来ても、
同年の子ども達の、『誰も声に出したりしないのに、
そういう空気ってこわいほど伝わる』はずの、
『「ちっ」という空気』は感知出来ません。
また、その『「ちっ」という空気』が出来る元になる行動が、
とても、自閉症っぽいのです。
父親の方も、
対戦のピーク、ある事情で審判が、わざわざマイクを外したのに、
大声で息子を声援します。
あるいはこれは、「わざと」なのですが、
どちらにしろ、多くの人が「自然に」行える配慮を、
まったく出来ないという点に変わりありません。

そして、対戦は、ある結末へと盛り上がっていくわけですが。
その結末への、タクの反応も、自閉症の持っている問題から起こりやすい行動です。


で、いったい何が言いたいのかというと、
ある感じのよい少年の、自閉症を持つ兄弟や他人との関わりを通じた成長譚、

その悪役も、自閉症児かよ!!

っていう、そこなんでした。


対戦が終わり、自宅に帰る前に、和樹は偶然、タクと出会います。
和樹の中には、タクのありようを100パーセント否定できない、
何かの共感があります。
前回の記事に書いた、「逃げられない現実」を抱えるもの同士の共感です。
和樹は、自閉症の兄を面倒見て欲しいという母親の期待から逃げられませんし、
タクは、父親の、何が何でも一番、という妄執から逃れられません。

と言っても、和樹は、この物語を通して、
「逃げられない苦しい現実」を、「自分で立ち向かうことを決断した現実」に
変えることに成功します。

じゃあ、タクは、自力で何かを知り、変わることが出来るのでしょうか。

本当は、彼の生きにくさの理由がわかって、その対処法を日々学ぶことで、
いろいろな悲劇──理由のわからない、とても孤独な人生──が防げるし、
社会に貢献する度合いもぐっとあがるのです。

周りの大人が、「いつもゲームに勝ちたがるばかりの嫌な子」とだけ捉えず、
将来にわたる問題を抱える子どもとして、援助してやることが出来たら、
彼の人生は、本当に明るくなるはずなのです。

知能の高い自閉症がある、ということが認識され始める前から、
タク親子のような人々はいたわけで、その中には、
同じ困難に直面して、自力で何とかした人々もきっといたと思います。

でも、なんと言っても、タクは「子ども」なんだから、
大人が、事態を把握して、適切に援助するのが本当だと思うんです。

タクのような子ども達も、
この物語に出てくる他の自閉症の子ども、トモや桃花のように
周りの人の暖かい援助を浴びることが出来たら…。
でも、道は遠いです・・・・・。



これ、また、無駄に長い文章書きましたが、
最後まで読んでくださる方、いるんでしょうか。
もし、いらっしゃいましたら、本当に、ありがとうございます。


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