妄想タケノコ
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あの頃
ちょうどいいとか、適度とか、わかんない。


その日。
向かい合った喫茶店。
彼と私の間に落ちる沈黙。
彼が私に閉ざすから
ふと私は彼以外のことを想っていた。
「何を考えているの?」と
彼は言った。
「あなたが何を考えているのかなあって」
「いや、違う。今のはそう思っている顔じゃなかった。」
いやな言い当て方をされて、私は沈黙する。
再びやってくる沈黙の瞬間。
閉ざした彼の顔を見て、
何を考えてるのだろうと思う。
彼が言う。
「そうそう、それが、何考えているのかなって思ってる顔」

閉ざした扉の向こうで、
彼は時に全く目の前の私を忘れ、
時に私を冷たく観察する。

あの頃
私は自分の扉を彼に向けて
いつも開けておこうと頑張ったけれど。
それはあまりにも無防備で、
私は何に傷ついているのかもわからないままに
ただ、傷ついていた。

幾百か、幾千かの夜を渡って、
私は扉を
出来るだけいつも、閉ざしておくことにした。
それもまた、うまく行かなくて
周りの世界がどんどん歪んで行くから、
途方にくれた。

わからなくて
どうしたらいいかわからなくて
いきができなかった。





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