妄想タケノコ
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さかのぼる
11月始めの穏やかな休日、
私が20歳前後の日々の大半を過ごした場所を訪ねた。

あれから経った歳月を考えれば、
付近の様子が一変していても不思議はなかったのであるが。

近づいて見ればわかる変化はいくつもあったけれど、
付近の様子も、建物も、その他の構造物も、
ほぼ変わりなく、懐かしいたたずまいで、そこにあった。

最後に訪ねたのは、10年以上も前か。

ひとつだけ、見慣れぬ碑。
それは話には聞いていた
その場所で事故でなくなった少女の碑だった。

私自身そこにいた頃、小さなアクシデントには
誰よりも多く遭っていたと思う。

私が、彼女だったかもしれない。
そんなことを思いながら、手を合わせた。


このまま私、生きていて、いいのかな、
そんなことを思わざるを得ないような二十歳だった。
でも、結局は私は生きて、ここにいる。
彼女の死について周囲の学生を恨むことなくいたわったという、
彼女の両親の経歴を聞けば、
どれだけ彼女が将来を嘱望されていたか想像できる。
けれど、彼女はもうこの世にはいない。
なんて不思議な理不尽な話だろう。


・・・・・・・・・


休日のその日、そこには、やはり
あの頃の私と同じような少年少女がいて、私を迎えてくれた。

シャープな顔立ちの、口の端をきゅっと上げた笑い方が独特の少女
穏やかさ、やわらかさを人の形にしたような少年、
そのほかの、ぼーっとした少年や少女たち。


辛抱強く、穏やかに、彼らは
私がその日そこを訪ねるきっかけになった事に関連する、
とりとめのない私の思い出話を聞いてくれた。

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コメント
この記事へのコメント
遅くなったのですが、やっぱりこの記事、何回読んでもいいな、と思うのでコメントを。

コロンさんの透明感のあるこのテイスト、俺は好きですね。
2006/11/18(土) 22:44:49 | URL | V #-[ 編集]
透明感・・・好きな言葉なので、嬉しいです(*^.^*)

本人は、計画性なく鍋にいろんなもんの入れちゃったごった煮って感じなんですけど。

この一文がVさんを快くさせることが出来たなら、それはきっと、
あの日の秋の空気と、あそこにいた少年少女たちの人柄のせいではないかと。
思います。
2006/11/19(日) 14:27:58 | URL | コロン #9K54kpoI[ 編集]
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