妄想タケノコ
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怪談  -その2-


<注意>

このお話の、本文部分の著作権は、toyoさんに属します。

引用等するときは、toyoさんにひとことお知らせください。
この文章を、勝手に、金銭や賞品を得る目的ではご使用にならないでください。

では、続きです
─────────────────────────


そして僕が目覚めた明け方。

今度は僕が彼女に起こされた。
どうやら僕もうなされていたらしい。
彼女はあれから一睡も出来なかったみたい。

僕が目覚めた時、彼女に突然恐ろしい形相で
思いっきり叫ばれ突き飛ばされた。
ベッドから転げ落ちて小さく呻いて、
寝起きの手荒い扱いに少々苛立ちを感じた。

「何すんだよ!」と怒鳴ったら彼女は
また怯えた顔で「ごめん」と謝る。
僕が彼女を起こした時と、ほぼ同じ反応。
「今度はどうした?」と呆れ半分に問い質した。

今度は寝起きの僕が一瞬、全く別の男に見えたらしい。
それも何か大きく長い金属が腹に深く刺さった、
血塗れでどう見ても無事じゃなさそうな男。

彼女は度重なる悪夢と幻覚に怯えきって、
今すぐこんな部屋を出たいと言い出した。
しかし時刻はまだ早朝で、電車は動いているけど
他に行く宛も思いつかない状態。

仕方なく暫く一緒に起きていようということに。
僕は度重なる暴力以外は特に被害もなかったので
興味本位で部屋を探索することに。
彼女は怯えまくって「やめて」を連呼。

そして不自然な高さと位置に備えられた壁の鏡に
目をつけた。いかにも取って付けましたって感じの。

鏡を置くには少し高めで、大きさも微妙に小さい。
ご丁寧にボルトで固定されて簡単には外せない。
しかし明らかに不自然な壁との隙間も見逃せない。

鏡の裏に何かあるんじゃないかと、覗きを試みた。
確かに何かが貼り付いていた。これ以上は何も言うまい。

もっとあるんじゃないかと僕の探索は続いた。
彼女も何故か探索に加担した。

探せばあるもんなんだね。
ベッドと壁の隙間の辺り、明らかにそれっぽい形の
何かを剥がした痕跡があった。
そこだけ色が真新しかった。

TV台を動かしたら、その裏にもそんな痕跡を発見。
真新しい色の大きさもベッドの裏と同じ。
鏡の裏のも、縦横の長さは目測でほぼ同じ。

ますます怯える彼女、貴重な発見をして大笑いの僕。
この日のことはこれくらいしか覚えてないけど、
本当にあるんだね、こういうのって。



しかし一体誰だ、剥がした奴は。



                         




・・・・・・・

皆さん、いかがでしたか?

体験談って、テレビや本の話と違って、
わかりいい説明つかないから、怖さがいや増しますね。

剥がしてあったもの、それは…

除霊のお札?

もーさー。
そういうの、剥がしたりすんのとか、やめよーよ~。
って、剥がしたヤツは読んでないって。

まあ、かの今は亡き、杉浦日向子先生によると、
江戸時代の江戸周辺に住む人のセンスでは、河童程度のお化けだったら、

「あんなのが出るんだって~、
 ちょ~っと見に行ってみない?
 なんにもしないからさ~」←これは言わないか

と言ってお誘いする口実にして、
お茶屋に誘い込んだところでムニャムニャってことに利用したみたいですけどね。

さすがに、このお話ぐらいのレベルになると、
客寄せに使うのは無理ですね。
宿の方がさっさと発見して対処し直していることを祈ります。

…っていうか、そういう部屋を、不特定多数の何も知らない人が
使うような用途に供しないで欲しいかも。  ナムナム…(-人 -)  




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